〜山南敬介について〜 山南さんは、私にとって土方さん同様 新選組の中で一番好きな隊士という存在です。 意識するようになったのは、平成10年前後に 放送されていたドラマ「新選組血風録」が きっかけだったと思います。 文武両道で、温厚な性格から人にも信頼を寄せられ 新選組では副長、のちに総長を務めることになります。 ところが、総長になる頃から、近藤さん、土方さんと 尊王思想に微妙なずれが生じ始め、思い悩むようになります。 山南脱走説には、様々な話がありますが 私としては、新選組が活躍し絶頂期を迎えたため 少々天狗になり始めていた局長、副長両人の目を覚まそうと、 抗議するために「脱走」という強行手段に出て、 大津で待ち構え、その審判を待っていた…という説を信じたいです。 しかし、悲しいことに、隊を脱することは軍中法度で禁じられており、 屯所に戻った彼に下された命は、切腹だったのです。 同じ攘夷を唱えながら、志半ばでこの世を去らなければならなかった 山南さんを思うと、どの作品でも涙せずにはいられません。
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